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普通とはなんだろう。

金曜。ルーチンをこなした。

労のあと、今日はいい加減髪がアレだったので切りに行くことにした。 やや家から遠い場所で普段切っているため、三密を避けるため(これ書いてみたかった(???))バイクで行った。

そのあと実家で在宅労をしているおとーさまの実家ITインフラのヘルプデスク労をやった。 何やら最近転のためにお勉強したりしつつ、がっつりドキュメントをつくる仕事になるから改めてタイピングの練習もしてるとのことだった。

何やらきちんとしたタッチタイピングが出来るようになろうと教科書的な知識も蓄積しているらしく、謎のうんちくを聞く羽目になった。 『まだ右左の境界でどっち使うか戸惑う、例えばBを右手で押してしまう』みたいなことを言われて『いや気にしなくて良いだろそれ』とか言っちゃうのだけれど、 おとーさまの言う左右の境界のキーを聞きつつ実際に空虚にタイピングをしてみると、その左右の境界を厳密に自分が守っていることに気が付いた。bは左で打つし、hは右だ。一体何故・・・?

答えは簡単で、Microsoftのエルゴノミクスキーボードを使っていたからだった。左右の境界がはっきりしている。アレで右手でbを打てという方が無茶な話だ。 僕は自分のPCを手に入れてから、割と早い段階でエルゴノミクスキーボードを使っていた。それは誕生日に買ってもらったもので、つい数年前まで現役であった。 誕生日プレゼントになる程度には僕がまだ子供のころだったわけだが、店頭で僕がMicrosoftのエルゴノミクスキーボードに一目ぼれしていたとき、父親は随分悩んだらしい。 『こんな見るからに異質なものを与えて将来普通のキーボードが使えなくならないか心配だ』と。この話を聞いて、『変な性癖扱いかよ』と思った。

結局父親は買う決断をしたわけだけれど、決定打となったのはMicrosoftブランドであったことらしい。Microsoft様が異常なプロダクトを出すことはないだろうというブランドの信頼感、安心感。 わかるわかる、Microsoft様じゃなかったら弊もoffice365受け入れなかったと思うよ、わかるよ。結局それが異常性癖どころか性癖矯正ギブスとしての役割を担ったというのはまぁまぁ皮肉っぽい話、良い話である。 office365もへーしゃの異常性癖を矯正してデジタルトランスフォーメーションに導いてほしい(?????)。

さて、しかしまぁ今回の会話でわかったのだけれど、キーボード一つとっても子供が普通のものに触れることを求めていたようだ。 綺麗な世界で生きる教育制約項、きっと様々なところで僕に影響を与えてきたのだろう。お陰様で歪な形の生き物になった。

これもまた不思議な話なのだけれど、子供のころなどは僕も普通に憧れていた。様々な普通を得ることを両親に懇願していたつもりだったが叶わなかった。 こういうケースでありがちなのは、まぁ普通と主張しつつ理想を掲げているようなやつだけれど、まぁなんというか我々の言う普通はお互いそれなりに本当に普通、無難なものを求めていたように思える。 そのはずなのに、当時を振り返るとこう、何もかも噛み合っていなかった。

きっと分布に多峰性があり、お互い別のピークを眺めていたのだろう。まぁそういうこともある。