rkgkpyrk

^q^

出汁との戦い。

火曜日。朝は通院からのスタート。以前処方いただいたお薬で無事死にかけていた胃腸は大丈夫になりましたと報告した。

医師曰く、原因は結局よくわからないし、ちょっと当時の症状は異常だったから、今後も気になることがあったら気軽にまた来るようにとのこと。ファッキンホットなので、水分、ただの水じゃなくてスポーツドリンクなどをきちんととることや、あと外出時は帽子をかぶること、など、最高の夏に向けたご指導をいただいた。しかしながら、帽子というのはむつかしい。帽子というのは衣類の中でもかなりOptionalな部類で、僕らのようなクソザコ人材が帽子などといった高貴なものをかぶって良いものか、イキってると思われないか、とても不安だ。帽子はあまりにむつかしい・・・。

病院ののち出社。雑に労をやった。その後、某国から以前の同僚各位が来ているとのことで、まぁ雑に挨拶したり、晩飯をご一緒したりした。ベジタリアンとそうでない者たちの混成チームで、普通にベジタリアン向け(日本でいう謎の玄米とかヘルシー志向的なアレではない)のアレに行くと、それ以外の各位に『わざわざ俺たちは日本にそういうのを食いに来たわけではないんだ』などと顰蹙を買ってしまうので、居酒屋に行った。せっかくなのでベジタリアンとそうでない人の混成チームで居酒屋に行ったときの(??????????)、ベジタリアン対策のポイントを解説しよう(???????????)。僕の言うベジタリアンはかなりインド人バイアスがかかっているので注意されたい。

お店の探し方として、大衆居酒屋より少しランク高め、大体一人5000円位になるイメージのやつを選ぶと良い。リモコンで注文するタイプでなく、口頭で、ちょっと融通を聞かせてくれるところが良い。都会だと英語メニューを持ってる確率がぐっとあがるので田舎はクソ。英語のメニューがあって、『店頭でベジタリアンでも大丈夫ですか?』『オッケーですよ』なんて会話が成立したとしても彼らの知識はガバガバなので信用してはならない。居酒屋の賃金は決して高くない。彼らに特殊技能を求めてはいけない。

もし店頭でぱっと見でわかるなら、〆などに冷たいうどんかそばが提供できるところが良い。これは重要なポイントなのだが、ベジタリアンは魚がダメなケースが多く(むしろ僕の知る限りみんなダメなのだが)、魚介出汁が含まれるものは避けたい。暖かいものだと既にスープに漬けた状態で提供されるのでその時点でアウトだが、冷たいやつは出汁入りのそばつゆ等と別皿で提供されるので、お好みで醤油とわさびなどで食べてくださいということができる。

居酒屋とベジタリアンとの戦いは実質出汁との戦いと言っても過言ではなく、いたるところにやつらは潜んでいる。ベジタリアンの中でも卵はオッケーという人もいたりするが、そんな場合でもだし巻き卵はダメになる。卵がオッケーなケースだと野菜の天ぷらなどは喜ばれる。勘の良い人はお気づきかと思うが、そばつゆに注意を払い、塩で食べるのはどうかと提案するなど、工夫すると良い。

さて、ベジタリアンということは野菜だろということになるが、サラダにもなかなか敵は多い。ちりめんじゃこや鰹節、お前らほんといい加減にしろよ感がすごい。サラダに限ったことではないが可能ならそういうのを抜いて提供するのは可能か入店前に確認すると良い。あと、ベジタリアンと聞くとヘルシーなものが好きなのだろうと思うかもしれないが、全然そんなことはなく、肉厚でヘビーな食べ物は大好きな人が多い。肉厚な野菜を焼いたものなどは好きな人が多いが、このあたりが居酒屋は弱い。椎茸等のきのこ類、あとは焼きナスなどが強い味方になるだろう。もちろん鰹節は載せないよう店員さんに頼む必要がある。

ここまで来て、いやいやそこまでしてベジタリアン各位を居酒屋に連れてきて、やつらは楽しいのかよと思われてしまうが、まぁ多分そこそこ楽しんでくれているだろうということで、最後に意外なほどウケが良かった日本の諸々を紹介する。ワサビ、豆腐、湯葉、枝豆、漬物だ。ワサビは刺身などについてくるが、刺身のそばのワサビは流石に敬遠されるので、別皿でワサビが欲しいと店員に頼むと良い。豆腐、湯葉は案外こだわってる居酒屋もあるので、事前にそういうお店を選択しておくのも良いだろう(今思った)。枝豆、漬物は大体どこでもあるので安心感がある。この二つは妙にツボる人が多く、何皿も頼む羽目になることがしばしば。コスパが良い。

というわけでよくわからない文章を書いてしまったがこれはあくまで日記である(????)。もちろんベジタリアン以外向けのメニューもいくらか頼んだのだが、日本に染まりすぎたグローバル人材(海外出向中で出張として日本にきた外国人の後輩(ややこしい))が、『普通の牛肉と牛タンがあるが、俺は牛タンが食いたい』などと言い出し、『いやそれ他の人誰も食わんでしょ』と指摘したら肉食の各位で多数決を取りはじめ、誰一人牛タンを食べたいといわない上に『お前は牛とdeep kissがしたいのか』などとコテンパンに言われていて面白かった。面白いジョークだなぁと思った一方で『好きな人の肉を僕は食えるだろうか』などと考えてみると、あんまり本質的でないような気がした(本質的?)。

飲み会のあとはお見送りをしたり、日本のスイーツ大好きマンな元同僚と甘いものを食べたりして帰宅。今日はいっぱい『あっちで一緒に仕事をしたい』的な言葉をかけられ、ちやほやしてもらったので、自己肯定感++でよかった。日本人はどうして『魔法少女はめっちゃ需要あるのになぜ転職しないのか』とか『こいつは転職するにはめんどくさがりすぎる』とか言ってくるのか(まぁそれはそれで面白い)。