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どちらかといえば随想。

子供の頃の僕は、親の仕事の都合で引っ越しの多い家庭で育った。はじめての転校のとき、僕は親に『いずれ戻ってくる』と言われた。その数年後にまた別の地域に引っ越すことになった。その際、『あなたは戻ると言った。あれは嘘だったのか?』と僕は怒った。親からの返事は『覚えてない。謝ることしかできない』だった。

 

 

もちろん、このことで今も親を恨んでたりはしてない。泣きやまない子をなだめるため、とっさの嘘は出てしまうかもしれない。そもそも、親自身も最終的には元の勤務先に戻ると想定していて、厳密にはあれは嘘ではなかった。あの対応は完璧とは言い難いが少なくとも妥当、そんな感じの解釈で高校の頃の僕はこの件を消化した。ただ、あまりにあっさり消化できてしまった自分自身には当時かなり戸惑った。

 

僕自身の価値観、周囲の環境、その他諸々は時々刻々と変化し、そして過去のことは結構忘れてしまう。今の僕の悩みつらみは、案外未来の僕には取るに足らないものかもしれない。でもそれが案外今の僕にとって譲れないことだったりする。両方の観点から最良の選択をするのは難しいことかもしれないけれど、片方の立場しか見えないよりはずっと良い、僕はそう思う。できればいろんな観点を踏まえてより良い選択をしたいし、最終的にどちらかを切り捨てる事になったとしても、両者を比較した上での結論であれば、そのほうがずっと納得がいく。

 

こうやって文章を残すことがその手助けになれば良いなと思う。今の僕がひたすら愚痴を吐き続けたりすることだって、未来の僕には大きな示唆を与えてくれるかもしれない。それもなかなか悪くない話だ・・・などとキモオタ特有の自分語りからの後付ロジックをキメたりしてみたわけだけれど、割とどうでも良い事を気軽に綴ること自体、僕は嫌いでは無いし、ちょうど某氏が日記はじめていたから僕も始めてみようと思った、ただそれだけだったりする。明日からはもっと短くササッとやろう。

 

というわけで今日は期の初めの月曜日なので、期の初めにありがちな諸々なアレをアレした。ついでに日本に行くかどうか悩んでいた案件があったのだけれど、日本に帰国する回数は多いほうが良いと思い、ボスに休暇を取る相談したところ、あっさりOKが出た。あっさりOKが出たのは良かったけれども『個人的な都合で』と言ったら『Singleで行ってDoubleになってこっちに戻ってくるのかい?』とジョークが返ってきて厳しかった。コミュ力も語彙も足りないので苦笑いしかできなかった。厳しかった。