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古巣。

今日は古巣のOBOG会があった。制限しているわけではないのでOBOG会と書いてあるが、実質OB会である(この補足必要?)。 それはクリエイティブなオタクの集まり(???)であり、学生時代の顔見知りや、PCを用いた創作に取り組む若者と会話ができる、学生からするとタダ飯と就活相談ができる一応Win-Winの体の場だ。 「うちの会社は来年度から新卒から1本出るぞー」みたいな景気の良いお話も聞こえてくる中、若者から「御社は宣伝しないんですか?」と煽られ、「うちに若者が来るのは機会損失だよ」みたいな発言をした気がする。 最近の学生さんは未成年はお酒を飲まないみたいなところを徹底していてちゃんとしているなぁと思った。

実際にプロのクリエイターになれた圧倒的つよつよ人材が自分の関わった作品の宣伝なんかをしちゃうみたいなアレがちらほらある中、真っ当に社会人やってる人間の意見が欲しいという珍しい学生もいるようで(これはまぁ失礼な話で、プロのクリエイターは真っ当な社会人である。)、後輩に呼び出されて、現役生に相談されて雑なアドバイスをするなどした。 きっと学生さんが欲しいのは、例えば今から毎日10分適用すれば未来が良い感じになるようなfeasibleなアドバイスで、クソみたいな抽象的でなんかよくわからないことを言ってもしょうがないんだけれど、そういうことしか言えない自分がとても残念だった。とても残念だった(大事なことなので2回言う)。

要は学生時代にどんなことをしておくと就活困らないのかねみたいな話で、Webに興味があるならもちろんそういうバイトをしても良いけど、ちょっとした修正とかそういうことばっかりのやつだと全体が見えないから、そういうところを意識して、あとサポートが手厚いところが良いだとか、自分で何か作ってみるのもいいけれど、MVCとかデザインパターンは独学でやってると抜け落ちがちだからみたいな。大企業入りたいんならこのサークルみたいなのでみんな引っ張ってこんなもの作れましたーみたいな話するだけでもオッサン受け良いっすよーとか。いや本当に本当につまらない話をした。

そんなつまらない話をしていたら、良い感じにアルコールが入ってきたのか、少し遠くで最初に真正面の席にいた現役4年生の学生さんが「DTMやるサークルに4年間いたって曲つくれるようになんねぇんだよ!!!!!」という魂の叫びをしていて、どっちかっつーとそういう席で頷いていたいなぁ、労の話なんてしたくないんだよという気持ちになった。エモいなぁ、ほんとエモい。学生時代に労の話なんかしてるよりそういうつらい叫びの方が共感できる。音楽は何らかの形で商業にカスったりする人が増えてきており、とはいえそうでない人の方が圧倒的大多数で、そのはずなのにきらびやかな世界ではそういうものは観測できないのだ。僕も全然ダメで本当にダメなのにいまだに続けている。まぁ趣味だから仕方ないねと思ってるんだけど、趣味を続ける労働設計になってない現世は本当に無理だなぁという感じ。弊には仕事以外することが無いと平気で言う人たちがいる。本当に言ってるんだろうから分かり合えないよなぁ・・・。

今回の会、出欠のやつのコメント欄にD進したと書いたので、久々に会ったD持ちの先輩から声をかけてもらえて、激励してもらえた。「D2後半までネタがあんまり見つからなくて危なかった」みたいなことをおっしゃっていて、みんなそれぞれに大変なDの道があったのだなぁという感じになった。やっていこうと思った。

徹夜でカラオケをしようと言い出すヤバいOBがいなくなっていて(これは来なくなったという意味ではなく、同一人物がおうちに帰るようになったという意味である)、老を感じた。噂によるとOBOG会の前にカラオケをしてからきているらしい。健康的である。人生にゃ、あぁ人生にゃ、人生にゃ。

そういえば趣味ができなくなるなら仕事辞めますよね、みたいな話をした。まぁそこだよね。趣味をやるために生きているのだ。そこに社会的価値がないとしても、たぶんそうなのだ。