rkgkpyrk

^q^

某国。

何の因果か某国出張があり、内容的に完全に虚無出張だったので、虚無を薄めるためその前段にレトロスペクティブ住んでたとこ出張を提案したらあっさり通ってしまった。

これを書いてる時点でもう滞在3日目なんだけれど、まぁまぁ楽しんでいる。この地域では車での移動が基本だが、色々弊からケチ付けられるのが嫌なのでレンタカー等の手配はしなかった。

この話だけではないのだけれど、最近ビビりすぎとか忖度しすぎてとかてめぇの意見は真っ当だからもっとちゃんと主張しろといろんなところから言われる。僕の意見が真っ当なのだとしたら、なぜ委縮してしまっているのだろうか、それは僕の責任なのだろうか?(????)それを主張することで僕がストレスを感じてしまうので、職場が僕にあわせてほしい、心理的安全が欲しい(????)。いつだって清水の舞台から飛び降りる気持ちである。

というわけで徒歩で某地域で開催されてるイベントに行って眺める系のアレをしているんだけれど、歩く地域でないことを再確認できる。歩道が工事中の時、カンバンだけ立ってるけど臨時の通路など用意してくれないし、横断歩道的なやつは引いてあるとこと引いてないところがある。周りを見渡すと歩いている人間などほとんどいない。

とはいえ、車窓からの景色で覚えているところ、住んでた頃遊びに来た知人などと一緒に入ったメキシコ料理屋、出向したばかりの知人を迎えに行ったホテルなど、そんなこともあったなぁと歩く早さでゆっくりとかみしめるなどしていた。ここも僕にとっては無視できない程度の期間住んでいた地域なのだなぁと思った。

前の職場にも初日に遊びに行ってお土産を配ったりした。お土産は十分多く用意したつもりだったが、もっと用意しておくべきだった。今の職場よりも知り合いが普通に多いのであった。年数的にまだ現在の職場より某国の方が長いのでそれはそうかもしれない。あんまりアポもとらず行ったんだけど、出向な人々もローカルな人々も結構かまってくれてありがたかった。

某イベントは思いのほか刺激が多い。学術的なヤツなので、成果という名の名刺が無い僕はネットワーキング的なのは諦めているのだけれど、こう、前提が共有できる人たちのコミュニティというのは良い。きちんと前進していく感じがある。弊、やっぱりだめなんじゃないかなと感じていて、そこを何とかしたい気持ちがほんのちょっと、一方で、やったところで対して見返りも得られないであろうヘイシャエライヒトビトへの説明・説得なんて絶対やりたくないという気持ちがほぼ100%を占めていた。

ところで労がつらい。チームで技術方面が僕一人なのが本当につらくなってきた。もう一人いるんだけれど、歳が結構離れていて、知識はたぶん10年か20年前で止まってて、新しいことをやるという感じではない。技術方面って雑な分解能だなもうちょいなんか細かい分類あるだろみたいなアレだけれど、本当に技術面で僕一人で、あまり得意でなく知見もないデモ開発・運用業が労の大部分が占めている。

それで重宝されてるんだから、まぁ労などはそれでいいのかなと思うんだけど、技術的なことは全部僕の仕事なので、何か新しいことを検討したり、データ分析だったり、そういうのは結局僕に落ちてきたりする。このあたり全部自分でやるとキャパが足りないので、分業したい。パワポマンだらけだ。おかげでパワポ描く機会が減ったと思いきや経験だからとたまにやらされる。

本当に必要最低限のことしかしなくなった。試行錯誤の時間が減って、あたりさわりのない、確実性のある成果物しか出なくなった。社内で見るとそれがすごいのかよくわからないので、普通にアウトプットが出てるように見えるらしい。個人的な肌感覚では外の目にさらしたら多分ダメだと思う。

弊の自分の周りでは技術勢扱いだけど、D進する人間という立場に立ってみると、かなりまずいクソザコ扱いという事実を突きつけられている。突きつけられずにずっと井の中の蛙になっていたらもっと大事故になっていた気もするので、それはそれでよかったのだけれど、キツい。自分自身はもちろん、専門の人々の部隊でないことは理解しているのだけれど、それでも、この組織に身を置いているという事実がキツくなってきた。

長年やってきた経験概念、やらされ仕事を丁寧に丁寧にこなしてきただけではないか。マネジメントが大事なのはわかる。でも彼らのいうマネジメントはよくわからない謎フローを淡々とこなしているだけで、そこに疑問を抱くこと・変えていくことを忘れていたのではないか。何も積み重ねず、虚無ばかりを生み出してきたのではないか(概ね自戒を込めている)。何もできない人間が束になったってなにも出来ない。そして虚無がたくさん生まれている。それを外にぶつけてフィードバックを得るというのは良いアイディアだ。たぶん『この程度か・・・』と周りから人が減っていく。直接そんなことは言わないから、『なかなか当たらない』『最初はみんなそう』みたいな感じで学ばない。運よく技術的に弱いことに気づいてもそこに力を入れることは出来ない。そんなものを扱える組織ではないのだから。約束された滅ぶ未来はすぐそこだ。我々は虚無をやっている。

・・・そこを堪えて、お金が勝手にわいてくる機械だと思い込んで、最小限の労を無になってやっていく。僕にはほかにやることがある。そういう気持ちでやっていかなければもたなさそう。