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夢の国。

というわけで*1ひょんなことから世界一有名なネズミ*2 の本拠地に行ってきた。あのような場所が僕のようなキモオタが自発的に行くには不向きであることは良く知られている事実だが、 旧知の友人とその奥様がそういうところに旅行に来ており、知人だけでなく奥様とも良く見知った中であったこと、 そして僕自身が何の因果かその国に住んでいたという事実が重なりあい、こういうことになった。

あの施設は僕の中ではいわゆる遊園地というイメージで、多種多様なアトラクションをこなしていく、 そういう類のアレだと思っていた。結論から言えばそれはほんの一部でしかなく、 今回の滞在では、僕は殆どアトラクションの類を利用しなかった。

じゃあほかに何があったのか、当然そういう話になる。そこには多種多様なショッピングモールやレストラン、 屋台のような小規模な食べ物を売ってる店など、まぁそんな感じで観光地にあるものが大体あるという感じだった。 ホテルの近くにはいい感じの自然が溢れていたり、プールがあったり、つまりは死ぬほどでかいリゾート施設、 そういう概念だった。もしかしたら僕が知らないだけで祖国のもそういうやつなのかもしれない。

異なる特色を持ったエリアが多数あり、そのそれぞれがそれなりに大きな敷地を持つ。 その数は高々有限ではあったが、僕の滞在時間に対して十分大きかったので、 経験者*3に適切な滞在プランを検討してもらい、それに従うことにした。

1日目は様々な国の食事が楽しめるエリアという感じで、散歩しながら買い食いをするアクティビティを楽しんだ。 値段もそれほど高くはなく*4、 多くのお店が食べ歩きが出来そうなちょっとしたつまみレベルの大きさの料理や、 アルコール類を5ドル程度で提供しており、そしてもちろんおいしかった。 夜10時に花火や周囲の照明、エリア全体に設置されたスピーカーが織りなす光と音を活用した催しがあり、 『もしかしてコレすべての制御、一元管理されているのか・・・?』とアイオーティーに想いを馳せた。

アイオーティーといえば、敷地内の要所要所にカメラマンがいて、頼むと記念写真を撮ってくれるのだが、 撮ったらチケットを兼ねた腕時計型デバイス*5で ピッとやると、あとで*6アプリ経由でその写真をダウンロードできる的な仕組みがあり、 『The 便利』という感じだった。もちろん有料だが写真を撮る際でなくアプリで写真を手に入れるタイミングで 金がとられるというのもスマートで良いと思う。

花火とかの諸々のあとは夜2時までやっているという水辺の雰囲気に特化したエリアでワインとつまみなどを少し買い、 ホテルに戻った。この国のリゾート地に求められる要件として、夜中でも治安が良いというのがある気がする。 それはすなわち日常における夜中の治安が悪いことの裏返しなのだけれど。 もしかしたら持ち前の治安の良さと休日の無さによって、普段から夜にはしゃいでしまう国があるのではないかという気がちょっとだけした。

ホテルに戻ってからは友人氏と近況などについてたわいのない会話をした。彼はずいぶん人生が楽しそうだったが、 実際そうなるだけの下積みが彼にはあり、僕自身彼にそうあってほしいし、 実際そうあることはとても良いことだと思う。

翌日、つまりは今日なのだが、お土産屋さんに特化したエリアに連れて行ってもらった。 来月戻ることもあり、家族への土産をここで調達するのは良いアイディアだと思い、 衣類を数点購入した。僕の住んでるところのお土産はもうネタ切れなのだ。 個人的にいつも思うのだが、普段着として確固たる市民権を得ているキャラクター、ずるい*7。 いかにもお土産的なモノでなく、普段使いできそうなもの*8 が売っているから消費は増える、そりゃそうだ。

という感じでまぁ遊園地改め超巨大複合型リゾート施設を1.5日というきわめて短い時間で楽しんだわけだけれど、 これまで遊園地というイメージにとらわれていた理由がなんとなくわかった気がする。 実際体験してよくわかったが、あれは日帰りで楽しむ施設ではないのだ。 ホテルに長期滞在し、『今日はどこいこっかー?』とふらふら色々行く感じのオープンワールド系のアレなのだ。 同じことを祖国でやるのが困難なのは容易に想像できるだろう。 敷地面積が足りないし、それ以上に何より休日が足りない。

*1:??

*2:我が国が誇る電気ネズミもかなり有名ではあるが、彼にはまだかなわないはずだ。

*3:友人氏のことである。

*4:現地の水準としては、である。そしてもちろん安くもない。

*5:事前にクレジットカードを登録すると決済能力も備わる。

*6:数十分程度だろうか?

*7:ずるくない。

*8:しかしながらここでしか売ってないのだ。