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インドの人たちとお仕事をすること。

過去にも何度か不定期にぐぐってはこれにたどり着き、読んでいた気がする。要は『インド人の上司様や同僚とうまくやるにはどうしたらよいか』についてずっと悩んでいるのだけれど、上述の記事のようにどちらかと言えばインド人の方々をマネジメントするには、といった逆の立場の記事が殆どで、僕の状況にダイレクトヒットするようなものは見つからない。

やはり海外赴任といえば、現地の人々を採用、マネジメントして海外の事業を広げるなどといった崇高なタスクが一般的なのかなと思う*1。海外でそういうことをしようとしている人が、いると便利だからと部下を連れて行くことや、自分でなく部下を送り込むみたいなことをするケースもありそうだけれど、そういう場合は結局日本人が上司という感じになるので、やっぱり現地の人々が実際の上司になるのは珍しいのかなと思う。

上述の記事はインドにマネージャとして赴任するという壊滅的に僕とは異なる設定だが、思うところも多い。

評価をインド人に対して正確に伝えることなく、日本人のお得意である、社交辞令で「 Good Job (よくやったね)」 とか、「Perfect (完璧だね)」みたいなことを過去の赴任者が無責任にも多発していたらしい。
 
赴任者だけならともかく、日本のマネージャも適当なもので、よく分っていないと日本語で公言しているのにもかかわらず、英語では「Very Good」とか言うから、ますますインド人が勘違いする。 「Very Good」とか本社のマネージャに言われたならば、全社メールで「こんな素晴らしいことがあったぞ」と言いふらすありさま。 社交辞令の発言だし、本気ではないのに。 これは、安易な発言をした日本人マネージャも悪いのだが。

これは本当にたたひたすら頷き『それ of それな』くらいしか言うことはないのだが*2、うちの上司様も日本側の偉い人に説明してくると『彼らはVery Goodと言ってた』だとか『俺のプレゼンを見て彼らはVery happyになった』だとかマジで言ってくるのだ。そしてその一方で日本からは何やってるのかわからないという話がたまに僕に飛んでくる。もちろん上司様が説明した偉い人と僕に『何してるかよくわからない』と聞いてくる人は別なので、偉い人が『何しているのかよくわからない』と思っているわけではなく、そこから他の人への伝達経路で何かがあったのかもしれないけれど。

過去の赴任者がいろいろ指摘していたのは事実だし、インド人のことを私以上にぼろくそに言っていた過去の赴任者は、実は当のインド人と表面上はうまく仲良しでやっていたらしい。 それでいて、組織の立ち上げを任された過去の赴任者が、とても大事なフィードバックを当のインド人に対して行っていなかったのであれば給料泥棒だろう。

これも耳が痛い。僕もtwitterなどで不満をひたすら垂れ流しているけれど、なんだかんだで表面上はうまく仲良しでやっている。いや、余力があるときは自分の意見をぶつけることもあるのだけれど、やっぱり難しい。彼らには彼らなりの前提やそれに伴うきちんとしたロジックがあったりして*3、その一方で僕にとって前提を説明し、その上で気持ちを伝えたりすること、もちろん英語でなのだけれど、それは少なくとも僕にとってはとても大変。

たまに繰り出す大きな対策で一気に好転することはなく、地道に関わってゆくことなしに物事は好転しないように思える。

良くなってほしいなと思う気持ちはある。けれど好転したところで最終的に僕は日本に帰るし、もちろんそもそも日本に帰りたいと思っている。今の僕がしている悪あがきはどれくらい意味があることなんだろうね。

*1:もちろん僕がそういうことをしたいわけではない。

*2:余談だがインド人各位は同意するとき首を横に振る。

*3:日本人にはそれが言いわけに聞こえるかもしれない。