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大事なことはポケモンが教えてくれた(気がした)。

今日はハロウィンだ。週末すでに盛り上がっていたので、今日などはもう落ち着いているのかなと思ったのだけれど、駐車場近くの喫煙スペース通りかかったら無地の白いお面*1の人が休憩していて、あぁハロウィンなんだなという感じがした。

始業してからしばらくして、先輩が近づいてきたので、『あぁまた酷い目にあってるのか』と思いながらひとしきり愚痴を聞いたあと、ハロウィンだけどハロウィンらしいことしてないよなという話になった。『強いて言えばポケモンGoがイベント中なのでロコンと歩いてます*2』と言ったら、先輩が『あぁポケモンGoといえば週末Shoreline Lake行って散歩してたんだけど、ゴースがめっちゃ出たよ*3。1時間位歩いたんだけど捕まえてフィールドに戻るとまた現れる感じで、とにかく凄かった』とのこと。

Shoreline Lakeはパロアルト*4にある湖で、Googleplex*5のすぐ近くにある。イベント中、僕はまだ1度しかゴースを見ておらず、そんなに沸くのであれば行ってみるのも良いかなと思った。Google様のお膝元でポケモンGoに興じるというのも、なんというか今更感があって良い。また、日頃適度な運動をしているとは言え、徒歩とエアロバイクではやはり使う筋肉が異なるため、たまにはそれなりに地に足をつけて歩くべきだろうと思い、さっそく定時後に散歩に行くことにした。

ところで僕が最近ロコンと一緒に歩いていたのは、飴を集めてキュウコンに進化させるためで、このイベント中に大体15個位の飴を手に入れ、今日はついに50個に達した。そしてちょうどタイミングを同じくして卵*6が孵化したのだが、そこで偶然にもロコンが生まれ、ここで飴を更に追加で20個手に入れた。僕がロコンとともに歩いたこの数日は無駄だったのだろうか?

閑話休題、というわけで定時後に車でShoreline Lakeに向かった。駐車場の近くにはカフェらしきものがあるが、時間帯的に遅いからか、平日だからかとにかくやってなかった。ただちらほら散歩やランニングをしている人たちもおり、ハロウィンだからだろう、周辺にはかぼちゃが大量に置かれていた。

ところで、ゴースを捕まえようと思ったのはその最終進化系、ゲンガーを手に入れるためである。ゴースの進化系であるゴーストは手元にいるので、こいつをゲンガーにするために必要な飴100個を手に入れるのが目標だ。ここへ来ればゴースがいっぱい出る。飴もすぐ集まるだろうと歩いてみたところ、

・・・速攻でゲンガーさんが直接出てきたのでありがたく捕まえた。ゴースを捕まえに来たのにゴースを捕まえるまでもなく真の目的を達成してしまった。拍子抜けである。でもまぁそういうこともあるだろう。歩くことも目的の一つなので1時間弱湖の周りをぶらぶらした。結局捕まえたのはゴース8匹、ゴースト5匹、ゲンガー1匹で、進化させられるほど飴は得られず、先輩の表現はやや誇張だった気もしたが、そこそこ捕まえることができた。まぁ悪いところでは無かったけれど、僕は外出が苦手なのでまたここに来てわざわざお散歩することは無い気がする。

ある目的に向かって道筋を立てて進めていくとき、偶然や外的な力によって目的への合理的な道筋が急に変わったりすること、あるいは目的自身もブレてしまうことがよくある。これって結構精神衛生面で良くなくて、悪い方に振れると『今までやってきたことは無駄だったのだろうか』みたいな気持ちになってしまう。逆に思ってたより拍子抜けする位あっさりうまくいってしまったとしても、『自分は一体何をしていたんだっけ?』と何だか素直に喜べなくて難しい。第三者から『これ*7って必要なかったのでは?』などと指摘されるのはもう最悪である。

いずれにせよ、こういうのははじめの道筋通りうまくことが進んだらラッキー位の気持ちであまり期待しない方が良いのかもしれない。往々にしてやるべきことは、僕らの見えないところで、よくわからない力が働いて日々ひっくり返るのだ。そういう世界観で計画性を要求されるなんて無茶な話。僕にできるのはせいぜい『あまり期待しないこと』そして『変化にくじけないメンタルの維持』そんなものだろう。

*1:伝われ。

*2:相棒を設定して歩くと、進化や強化に必要な飴が得られる。イベント中は1/4の距離で飴が手に入る。

*3:ハロウィンなので、それっぽいポケモン、ゴースやズバット、カラカラやスリープなどがイベント中はよく出ている気がする。

*4:ぎりぎりマウンテンビューではないらしい。

*5:こっちはマウンテンビューにある。

*6:孵化装置に入れて歩くと孵化し、ポケモンと飴が手に入る。

*7:往々にして我々が辿ってきた道のことである。